木曜日

介護認定ソフトとは

介護保険の介護申請をする際に、要介護認定の仕組みは以前述べましたが、最初の1次判定には介護認定ソフトを使用することになります。

ただこの介護認定ソフトには色々と問題もあるようで、まだまだコンピューターとはいえ完璧な要介護度を出すことはなかなかできないのかもしれません。

ある人はかなり足腰などの状態がよくないという状況にも関わらず、介護度があまりにも低く判定されたり、逆に介護度が高すぎたりといったことがあるのだそうです。

あくまで介護認定ソフトは1次判定に過ぎないので、これをバカ正直に信用してはいませんが、もう少し介護認定ソフトの質があがってほしいものです。

最終的には介護認定審査会という、人間が2次判定として介護度を出すことになります。ですがそれも人間が行うことなので、完璧ではないかもしれません。

今後はもっと質の高い要介護認定ソフトができることでしょう。それまでは、やはり人間の専門家の目で要介護度をできるだけ正確に行っていく必要があるでしょう。

月曜日

介護認定の基準について

介護認定の基準は要支援1と2をあわせると、7段階の基準があるということになります。介護認定の基準があったとしても、その時の申請者の状況や、医師の意見書、審査会の判定の状況によって、必ずしも基準通りにはいかないものではあります。

ちなみに要介護度5は完全に介護が常時必要な状態となっていますが、私の経験上どう見てもそうは見えない方もいました。

一番難しいのは要介護1から3あたりでしょうか。要介護認定の基準が一応あっても、歩行が困難と不安定のどちらかを判定するのはなかなか難しいと思います。

その時の状態にもよりますし、介護認定の場では結構調子がよかったら、自立して普通に歩けるということにもなりますから。

とはいっても要介護認定も更新がありますから、それでずっと要介護度が確定してしまうわけではないですから、それはしょうがないかもしれません。

介護認定の基準に関しても、今後は介護の現状を考えると変わってくる可能性もあるのではないかと思います。

国としては介護保険の財源的な理由で、なるべく要介護度を高くすることを防ぎたいということは明白ですから。

木曜日

介護認定審査会とは

介護認定審査会とは、介護申請をした後に要介護度を決める機関です。この判定によって要介護1とか2とかの介護度が決定します。

要介護度によって受けられる介護サービスの量も変わってきますので、結構重要です。介護認定審査会は多方面の専門家で構成されていて、医者はもちろんのこと、社会福祉士、理学療法士、看護師、社会福祉主事などの多職種があります。

介護認定審査会の介護度の判定のしかたは、これらの専門家が医師の意見書、介護申請の一次判定の結果、介護申請時の項目事項などを合わせて判定します。

人によっては介護認定審査会の結果に不服の時もあると思います。そういう場合は、不服申し立てを行うことができます。

要介護度については、コンピューターでの判定も行いますが、こうした色々な専門家の目で最終的には人間が決定することになります。

現状では結構この判定に首をひねるときもあるようですが、大体は正しい慎重に審査した結果なので問題ないと思います。

水曜日

介護認定調査員とは

介護認定をする際には訪問調査というものが事前に行われます。訪問調査をした結果意思の意見書と合わせて、要介護度をコンピューターで判定するという仕組みです。訪問調査を行う人を訪問調査員といいますが、この調査員は、介護認定の研修を受けた市町村の職員ということになります。

介護認定の申請後1週間すると、介護認定の調査員が訪問します。調査員の役割は介護の必要性を判断するための、質問を80項目ほどあって、それを質問していきます。

介護認定の調査員になるには、市区町村の非常勤の職員として採用されることが条件です。だいたい介護の現場で働いていた方がほとんどだとは思います。

火曜日

要介護認定者数の増加について

毎年毎年要介護認定を受ける方は増えているようです、最初の時期からいきなり100万人以上も増えています、現在は300万人くらいいるのではないかと思います。

もちろん要介護認定者数は今後も増えると思います。

特に要介護1の方の認定者数の増加傾向が目立ちます。このような現状のなか介護保険の財源の方がきつくなるのは当然のことです。

要介護認定を受ける方が増えるのは高齢化社会にあっていたしかたないことかもしれませんが、財源をどうするかということが問題になってくると考えられます。

考えられる対策としては、要介護認定で要介護1になった方をこれ以上、要介護2や3にならないように維持していけるようにすることが基本的な考え方になると思います。

中には、要介護度が高い方がより多くサービスが使えるからいいと思う方もいるようですが、そういった考えですと、当然介護保険の負荷が高くなりすぎてしまいます。

介護サービスを受ける本人にとっても、これからの介護保険の未来を考える上でも要介護認定の介護度の上昇かは避けたいところです。